高配当株を始めて2年目となり、自分なりに満足できるポートフォリオを作るまで1年かかりました!
しかし、初めは「ポートフォリオって何!?」という所から始まり、、試行錯誤しながら、いろんな本やYoutubeなどで必死に勉強しました。。
特に「どの銘柄を買えば良いか?」は本当に悩んだので、「私が買うならこれ!」という観点で13銘柄挙げています。また、どれくらい買えば良いか、いつ・いくらで買えば良いかも、全くわかりませんでした。
様々な考え方はあると思いますが、「1年前の私にポートフォリオの作り方をアドバイスするなら」という視点で、これから始める方に向けて記事にしてみました!
実際1年で約4%の年間配当金の他に、含み益は25%を超えて、株式投資の凄さを日々感じています!
反面、下落時には3日で含み益が50%OFFの大セールになることも経験してきました。絶対にプラスになるという保証がないのが株式投資の怖さでもあり、リスクを分かった上で投資する必要があります。
しかし、バブル期の異常時を除けば、日経平均も上昇傾向にあり、長期的にはプラスになると信じています!
<目次>
まずは証券口座を開設しましょう!
ポートフォリオを作る前に、証券口座がない方はまず証券口座を開設する必要があります!
簡単に作れますが、時間はかかるので始めるつもりの方は作っておいた方が良いと思います。購入しない限りは利用料もかかりません!
通常株式は100株(1単元)単位で購入しますが、SBI証券・楽天証券では1株単位での購入も可能です!
ただし楽天証券では1株購入時にも手数料が発生します。不要な手数料は払わないことがゆくゆくのリターンに繋がりますので、1株投資であればSBI証券の方が良いと思います。
また、システム障害等で利用できないことも考えられるので、最初から両方作成しておくのもありです。私も両方保有しています。いずれも1株を売却する場合には手数料がかかります!
楽天証券の1株購入には手数料がかかりますが、リアルタイムでの購入ができる点がメリットです。
※1:何れも1日100万円以下であれば無料。楽天証券では「いちにち定額コース」に変更する必要があります。
購入単位は1株が良い?それとも100株?
予算とその時の相場次第ではありますが、初めはある程度まとめて100株単位で買っても良いと思っています。ただし、日経平均が高い時、購入時より下落することに不安がある方はまずは始めることを優先して1株から始めるのもありだと思います!
メリット | デメリット | |
---|---|---|
1株 | 高値で買って含み損となっても大きなマイナスにはならない | 株数が少ないため、配当金をもらっても満足度が低い |
100株 | 1銘柄でも5,000~10,000円程度の配当金が得られ、満足度が高い | 高値で買ってしまうとしばらくは含み損となる |
三菱商事などの大型株は1日でも1株当たり数百円上下することがあります。100株では数万円となりますので、不安がある方は1株をオススメします!
高配当銘柄を選ぶ観点
具体的にどの銘柄を買うかは最重要です!
私自身はとても迷いました!初めは連続増配日本1位、当時過去1年のチャートを見て下落傾向にあった花王100株を買いましたが、その後は何を買えばいいのか分からず、自分で調べて買わないと!と思って「東証プライム、配当利回り3%以上、過去5年減配なし、過去5年赤字なし」の条件を満たす企業を1株ずつ買ったりもしましたが、銘柄の理解が進むにつれて、結果的に大半は売却しました。
初心者には累進配当銘柄がオススメ!
毎年、配当金が減らない銘柄を累進配当銘柄と言います。逆に業績により配当が減る銘柄もあります。どちらも優劣はつけられないと思っていますが、初心者には累進配当銘柄をオススメします!もちろん増配できずに配当が減ること(減配)により、配当金も株価も下がる可能性がありますが、株主還元方針で累進配当を明記している企業かつそれを実現できる可能性が高い企業を選ぶことである程度は回避できるためです。
なかなか今後も増配を続けてくれる企業を選ぶことは難しいですが、私は1つの基準として時価総額1兆以上を決めています。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
累進配当銘柄 | 毎年配当が減らず、配当が増えることに連動して株価もあがる可能性が高い | 減配時には配当も株価も下がる可能性もある |
業績変動銘柄 | 減配時に購入することで業績が良い時に多くの配当を得ることができる | 減配時には配当も株価も下がる可能性がある |
似たもので連続増配銘柄もあります。2020年10円→2021年11円→2022年12円→2023年13円のように、毎年必ず配当金を増やす銘柄もありますが、累進配当銘柄もよほど業績が悪くない限り増配はする傾向にあるので、どちらでも良いと考えています。
業績連動銘柄も悪いわけではない
業績連動で配当を出す企業もあります(業績により配当金額も増減)。気持ちとしては増配してくれた方が良いですが、毎年確実に業績が上がる保証はありません。そのため、「無理をして配当をだして本業に影響を与え、結果として減配となること」は避けたいです。そのため、そもそも増配前提ではなく、業績連動で配当をだす企業というのも選択肢としてはありです。ただし、業績が良い時に買ってしまうと業績が悪くなり、配当が減ると株価も下がってしまいます。
そのため、配当が大きく減ったタイミングで投資できれば、その後、配当と株価が上がる可能性が高く、相対的な利回りも高くなる可能性があります。具体的にはコマツやブリヂストンなどです。私も10株未満で保有していますが、現在は業績が良いこともあり、買い増しはしていません。
特に初心者にはこの見極めはとても難しいため、初めは手堅く累進配当銘柄から始めるのが良いと考えています!私も良く分からず10株未満でとどまっています。
私が選ぶならこの13銘柄
私が1年前に選ぶならこの7銘柄!◎
それでは具体的に何を選べばよいかですが、私が1年前に選ぶなら、↓の7銘柄を選択します!実際に現在も保有している銘柄です。もちろん、これにこだわる必要はなく、自身でよいと思ったものを購入しても良いとは思っています。
銘柄 | 時価総額 | 利回り目安 100株 |
利回り目安 1株 |
---|---|---|---|
8058三菱商事 | 商社1位 | 4% | 3.7% |
8001伊藤忠 | 商社2位 | 3.5% | 3.2% |
8766東京海上 | 保険1位 | 4% | 3.7% |
8593三菱UFJFG | 銀行1位 | 4.5% | 4.2% |
8316三井住友FG | 銀行2位 | 4.5% | 4.2% |
9432日本電信電話 | 通信1位 | 3.5% | 3.2% |
9433KDDI | 通信2位 | 3.7% | 3.4% |
見て分かるとおりだいたい配当利回りは3~5%で推移しています。逆に5%以上というのは人気がなく株価が低下して利回りが高くなるケースが多く、初めのうちは5%以上の銘柄は要注意と思っていた方が良いかと思います(もちろん例外もあります)
私が1年前に選んでも良い6銘柄!○
高配当株に限らずですが投資で難しいのが、「欲しい銘柄が欲しい時に(高くて)買えない」ということです。そのような時には1株で増やしながら下落を待つことになりますが、投資対象を増やすのも手です。ただ、あくまでメインは↑の銘柄が投資で失敗しにくい銘柄かと思っています。
最終的なポートフォリオの比率を考えながら増やしていくのはありだと思っています!
直近では新薬の問題もあり、アステラス製薬は準主力銘柄から外しています。2024/2/4追記
銘柄 | 時価総額 | 利回り目安 100株 |
利回り目安 1株 |
---|---|---|---|
8031三井物産 | 商社3位 | 4% | 3.7% |
1925大和ハウス工業 | 建設1位 | 4.5% | 4.2% |
1928積水ハウス | 建設2位 | 4.5% | 4.2% |
8591オリックス | その他金融1位 | 4.3% | 4% |
8593三菱HCC | その他金融3位 | 5% | 4.7% |
その他、3800銘柄程度ありますが、1つ1つ確認するのは難しく、最初のうちは先ほどの7銘柄と↑の6銘柄だけでも問題ないと思っています。
私は現在33銘柄保有していますが、↑13銘柄で8割以上を占めています。
13銘柄の実績
実際、先ほどの利回りを目安に購入し、現在の(取得金額あたりの)利回りと評価益率は↓です!
それぞれ購入時期が異なり、早めに購入した銘柄ほど、増配により配当利回りが現在より高く、評価益率も高いです!
銘柄 | 配当利回り | 評価益率 |
---|---|---|
三菱商事 | 4.53% | 42% |
伊藤忠商事 | 4.18% | 40% |
東京海上 | 4.66% | 24% |
三菱UFJFG | 4.95% | 17% |
三井住友FG | 6.35% | 46% |
日本電信電話 | 3.26% | 8% |
KDDI | 3.58% | 14% |
銘柄 | 配当利回り | 評価益率 |
---|---|---|
三井物産 | 4.99% | 68% |
大和ハウス工業 | 4.46% | 23% |
積水ハウス | 4.45% | 4% |
オリックス | 4.52% | 18% |
三菱HCC | 5.11% | 6% |
三井物産は1年前に買って以来大きく増やしていないため、評価益は一番高く、反面、最近増やした三菱UFJFG、日本電信電話、三菱HCC、積水ハウスは評価益は低いです。もちろんタイミング(適切な株価、利回り)もありますが、増配銘柄は早く始めることが大事だと思っています。
その他
分散投資は必要!?
投資では「長期・積立・分散」と言われることが多く、「分散」ということから複数銘柄を保有した方が失敗するリスクは低いです。ただ、初めのうちは投資額も少ないことから、それほど気にしないでも良いと考えています。
理由としては累進配当銘柄かつ時価総額1兆円以上はそもそも銘柄数も少なく、配当金も相当なもの(配当利回り3%以上)となるとなかなかありません。分散にこだわり過ぎて、それほど欲しくない銘柄を購入するのでは本末転倒だと思っています。
また、銘柄ごとに傾向がありますが、最初から20~30銘柄を把握するのは困難です。まずは4セクター7銘柄くらいに絞って、決算発表時、米国の影響、円安・円高によりどのように株価がするか増配により株価にどのような影響を与えるかを肌で感じた方が初心者には有益だと考えているためです。
株主優待がある方がよい!?
高配当株ではメインは配当ですが、株主優待がある銘柄も保有しています。もちろん無いよりは株主優待(QUOカード、カタログギフト等)があった方が良いです。
ただ、初めのうちはあくまで配当金をもらう基盤づくりを優先した方が良いと思っています。
特に↑の7銘柄は増配率も高く、それに伴う株価上昇もあります。そのため、長期投資をする上で、早めに買った方が長期投資の恩恵を受けられると感じているためです!また、含み損(購入金額より現時点の株価が低い)はかなりつらいです。特に初心者はお金が減ることに恐怖心を感じる方も多いと思いますので、少しでも早く含み益を出して、ポートフォリオの合計では含み損とならないことで、暴落時にもハラハラしないで、長期投資ができると考えているためです。
投資に回せる予算とも相談して、どうしても購入したいということであればよいとは思います。それが長期投資をする上でのモチベーションに繋がるのであればよいとは思います。
基本的な考え方には変わりはありませんが、最新の考え方と方針は以下にまとめてあります!2024/11/23追記