【株主優待あり!】加藤産業(9869)銘柄分析

加藤産業は優待投資でもありますが、「累進配当」銘柄であることから以前から監視していたのですが、増配によりドンドン株価が上がっていくのでずっと買えずにいました。分類としては卸売業ですが、食品商社のため、業績の安定性と還元方針に魅力を感じて購入しました!

<目次>

加藤産業について

企業概要

有価証券報告書には「事業食品卸売業を主な事業内容とし、さらに物流及びその他サービス等の事業活動を展開しております。」とありました。

常温・低温・酒類の流通事業、海外事業(加工食品を中心とした卸売業)がメインとなります!

<銘柄スカウター抜粋>

独立系の食品商社、西宮市本社。全国70ヵ所の物流拠点からコンビニ・スーパー・量販店への食品卸売を営む。マーチャンダイジング(4000社のメーカー商品の卸)、ロジスティクス、リテールサポートにより小売業者を支援。

セグメント

セグメントは5つに分かれていますが、売上高の大半は常温流通です!

主な取り扱いブランド

主なブランド商品です!(HP抜粋)

Kanpyのジャムは株主優待ですね!

主な取り扱い商品カテゴリ

以下のとおり↓

 

同業他社分析(食品商社)

マネックス証券の銘柄スカウター(10年スクリーニング)によると「食料品 >食品商社」に分類されます。「食料品 >食品商社」すべてで20銘柄しかなく、時価総額1000億円以下の銘柄がほとんどでした。

私の必須条件、東証プライム+配当利回り3%以上」として、時価総額1000億円以上」を追加すると三菱食品加藤産業しか出てきません。。

利回りを含めないと神戸物産三菱食品加藤産業が出てきました!

↑銘柄スカウター

ただし、神戸物産は総合利回りが低いので対象外とし、三菱食品も増配傾向で良いのですが、総合利回りが同程度、株主優待がないことから、加藤産業としました!

増配傾向

私の大好きな「累進配当」銘柄です!

配当性向も直近では20~30%程度のため、まだ余力ありです!

2012~2016年は増配はないですが、その後は綺麗に増加していますね!

↑IRBANKより
また、HPには明確にはないのですが、有価証券報告書に記載の配当政策では、「累進配当政策」の明言と「20円を上限とする増配」「配当性向40%」と記載があり、好感が持てます!
2025年9月は20円増配していますが、配当性向は25.9%。まだまだ余力はありそうです!

有価証券報告書抜粋>

【配当政策】「当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要政策と認識し、収益力の向上と財務体質の強化を図りながら、安定的かつ業績に見合った累進配当政策を採用し、原則して1株当たり20円を上限とする増配を毎年継続的に実施することで、配当性向を段階的に40%まで引き上げる目標といたします。」

加藤産業株主優待

株主優待は株数により異なりますが、魅力的です!

他のサイトでは100株以上で2700円という記載もありましたが、最新は3000円相当のようです。

HPの方が分かりやすいので、そのまま抜粋しています!
9月決算ですが、優待は3月末基準、保有期間の条件は無しです

加藤産業の総合利回り

2025/1/10の配当利回り

株価 配当 利回り 総合利回り
4,280円  140円  3.27%  3.97%

私の方針

2023年9月の増配あたりから急上昇し、直近は落としている状況です。ものすごい買い時という訳ではなく、総合利回りも若干4%には届いていないですが、累進配当であることと、今後の増配を加味すれば投資しても良いかなという判断です!

↑銘柄スカウター

優待は自社が扱っている商品(オリジナルブランドのジャム)のため、優待廃止の可能性は低く、食品セクターではないですが、食品商社のためディフェンシブ性はある程度ある思われるため、永久保有予定です!ちなみに100株以上の購入は予定していません。

「優待あり+(ある程度の増配が期待できる)累進配当銘柄」はなかなかないので、大事にしたいと思っています!

※ちなみに三菱食品も累進配当で配当性向40%を目指しているため、優待にこだわりがなければ三菱食品もありだと思います!私ももう少し割安になければ単元未満株での購入も検討しています。